天然100%
突然のキス水曜日
今日は少し遅めの通学。
西根さんが優に告るだろうから、気をきかせて。
昨日遅くまでメールをしていて、寝坊したのも事実。
もしうまくいったら、優と一緒に通学することはないのかなと少し寂しく思ったりもした。
突然、切羽詰まった声が聞こえた。
「好きです。彼女いるって聞いたんですけど、やっぱり好きで…」
「おいこら」
「…あれ、アラキくん」
これだけ遅刻して乗った電車で一昨日と同じ人を間違える奇跡。
だけど、西根さんならあり得てしまうのだからすごい。
「あぁやっぱり電車乗り遅れたんだ…
昨日遅くまでメールしてたから寝坊したのかな…」
しかも、遅刻してる自覚なかったのか…。
西根さんが優に告るだろうから、気をきかせて。
昨日遅くまでメールをしていて、寝坊したのも事実。
もしうまくいったら、優と一緒に通学することはないのかなと少し寂しく思ったりもした。
突然、切羽詰まった声が聞こえた。
「好きです。彼女いるって聞いたんですけど、やっぱり好きで…」
「おいこら」
「…あれ、アラキくん」
これだけ遅刻して乗った電車で一昨日と同じ人を間違える奇跡。
だけど、西根さんならあり得てしまうのだからすごい。
「あぁやっぱり電車乗り遅れたんだ…
昨日遅くまでメールしてたから寝坊したのかな…」
しかも、遅刻してる自覚なかったのか…。