星の旋律、砂の音色

しこりみたいに残った気持ち。

黒くチクチク私の胸を刺す。



だけど、もう気にしちゃいけない。

悠は離れなかったことでより優しくなった。

もっともっと私を必要としてくれてる。



家族も言葉に出さないけどホッとしてる。

納得したワケではないけれど、

大学に入学するって言った私を

内心は喜んでくれてる。



彼氏も居るし、家族もいる。

歌はカラオケに行けば歌えるし。

家で歌えなくても、

大勢の人の前で歌えなくても、

歌う機会は絶対にある。








だから、もう、いいんだ。

決めたんだ、もういいって。


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