星の旋律、砂の音色

『でな、その田崎先生、今母校で教頭やってて
今年の夏のプール解放日に来てくれる、
プール指導員のバイトを募集してるんだって』


え!



『んで、誰か紹介してくれって言ってんだけど』

「紹介して!!」

『…は?』

「そのバイト、私に紹介してよ!」



まさか、こんなに早くバイトの話が来るとは

思ってなかったから、これはチャンス!



『でも、お前、親は…』

「田崎先生のお願いなら、多分大丈夫!」

『いやまぁ…大丈夫ならこっちも助かるし』

「やったー!卓也ありがとう!」



こんなにも早くバイトの話が来るとは…

これは絶対にお母さん達に許しを貰わねば!



これで、少し、前に進める!


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