星の旋律、砂の音色

まずは、面接兼説明会があるから

私は決められた日に小学校へ向かった。



私と卓也二人じゃ足りないって言われて、

卓也は中学時代の同級生を一人、

私も麻衣を誘って人数を増やした。



他にも大学生が何人か来るらしい。



「麻衣!おはよう!」

「ちょっとぉ、遅いよ~」



こうやって他校の人と触れ合うのって、

緊張と期待で、とってもドキドキする。

高校の時は部活でもやってないと、

全然交流なんてなかったから、

私も麻衣もかなり気合入ってる。



「何よ、あかりは彼氏いるでしょー」

「ち、違うよ!やっぱり初対面って大事だし!」

「そんなこと言ってぇ~」



いつもよりオシャレしてる麻衣。

私も、ちょっと、気合入れちゃった!



彼氏が居ても、やっぱりドキドキはするもん。

悠以外に興味ないとは言ってもさ、

緊張と期待があってもいいじゃん。

…悠はこういう事を心配してたんだろうけど。


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