星の旋律、砂の音色
…数時間前…
「え!ちょっと、来れないの?!」
『すまん、他のバイト抜けられなくて』
「嫌だよ!麻衣もサークルで来れないって
さっき連絡があったのに、私一人やだぁ!」
研修の日をみんなで合わせて行こうって
打ち合わせしていたのにまさかのドタキャン。
『だ、大丈夫だって、砂野が行くから!』
「すなのくん…?」
『アイツは今日行くって言ってたから、
アイツと一緒に行って!な?』
「ヤだよぉ~あんま話したことないのにぃ」
『大丈夫大丈夫、人当たりいいヤツだから!』
と、言われて渋々待ち合わせ場所へ。
まぁ…確かに砂野君良い人そうだったし。
別に会話がないってこともないだろうし。
そんなことが不安なんじゃないし。
どうしよう…男の子と二人きりって、
私、悠以外とは初めてなんだも~ん!