スカイ・フラワー
思いがけない返事
「で。アンタ達、何しに来たのよ」
長月はコップをテーブルに置くと、つっけんどんな口調で聞いてきた。
「まぁまぁ~。プリプリしないで」
「そうよ。夏葉っ」
高円寺も肩を持ってくれたので山地は嬉しそうだ。
「あのさ!俺ら最後の二日間は予定無くて暇なんだぁ。だから、一緒に花火でもしよーよ!午前中とかは海とかで遊んだりして!」
山地の誘いに、二人は顔を見合わせている。
「いいよ」
長月は一言返事をした。
「え!?うそ!やったぁ!ありがと!」
高円寺も静かに頷いている。
それにしても、こうもアッサリと長月が了承するとは、俺も正直驚いた。
「別に私達も二人じゃね。それに予定無かったし……」
そう言うと、長月は高円寺の方を見た。それに気付いた高円寺はハッとして言った。
「あ、あのっ…。その日あたりね?祭りがあるの…。できたら…一緒に行かないかなーって…」
「……へぇ」
俺は俯きかけてオロオロして言った高円寺から山地に視線を移した。
山地は軽く小刻みに震えている。
あーあ。コイツ絶対に今日うっさいな。
「くぅ~っ!絶対に行くっ!!なぁ!三枝も!」
「…あぁ」
(耳元で大音量を響かすなよ)
「ほ、本当…!?よかったぁ」
高円寺はホッとした表情で長月を見て笑った。長月もそれに答えて笑った。
「あ!ケーキあるから、待ってて!」
「俺、手伝うよー!」
「ありがと!山地君っ」
山地と高円寺はキッチンへ行った。
「…おい。長月、何企んでんだよ」
俺は頬杖したまま長月に聞いた。
「企むって何よ!こんな可愛い女の子二人が一緒に遊んであげるんだから感謝しなさいよ?」
「山地に代わって感謝しとくよ」
俺は山地を強く強調して言った。
「私も、誘いに来てくれたのは千広に代わって感謝するわ」
長月も千広を強調して言った。
長月はコップをテーブルに置くと、つっけんどんな口調で聞いてきた。
「まぁまぁ~。プリプリしないで」
「そうよ。夏葉っ」
高円寺も肩を持ってくれたので山地は嬉しそうだ。
「あのさ!俺ら最後の二日間は予定無くて暇なんだぁ。だから、一緒に花火でもしよーよ!午前中とかは海とかで遊んだりして!」
山地の誘いに、二人は顔を見合わせている。
「いいよ」
長月は一言返事をした。
「え!?うそ!やったぁ!ありがと!」
高円寺も静かに頷いている。
それにしても、こうもアッサリと長月が了承するとは、俺も正直驚いた。
「別に私達も二人じゃね。それに予定無かったし……」
そう言うと、長月は高円寺の方を見た。それに気付いた高円寺はハッとして言った。
「あ、あのっ…。その日あたりね?祭りがあるの…。できたら…一緒に行かないかなーって…」
「……へぇ」
俺は俯きかけてオロオロして言った高円寺から山地に視線を移した。
山地は軽く小刻みに震えている。
あーあ。コイツ絶対に今日うっさいな。
「くぅ~っ!絶対に行くっ!!なぁ!三枝も!」
「…あぁ」
(耳元で大音量を響かすなよ)
「ほ、本当…!?よかったぁ」
高円寺はホッとした表情で長月を見て笑った。長月もそれに答えて笑った。
「あ!ケーキあるから、待ってて!」
「俺、手伝うよー!」
「ありがと!山地君っ」
山地と高円寺はキッチンへ行った。
「…おい。長月、何企んでんだよ」
俺は頬杖したまま長月に聞いた。
「企むって何よ!こんな可愛い女の子二人が一緒に遊んであげるんだから感謝しなさいよ?」
「山地に代わって感謝しとくよ」
俺は山地を強く強調して言った。
「私も、誘いに来てくれたのは千広に代わって感謝するわ」
長月も千広を強調して言った。