スカイ・フラワー
そして、次の日…

お昼を食べてから、誘いに行こうとしていた矢先に、三枝と山地君がやって来た。

こっちとしては、都合良く来てくれて時間が省けた。

しかも、男子側から誘ってきてくれるなんて…。

よくよく考えると、本当にタイミング良く事を進めてくれた二人には感謝しなくてはならないのかもしれない。

まぁ、三枝はあまり乗り気ではなかったようだったけど。


という訳で、今に至るわけなのだ。

正直、私も千広もここまで話しがとんとん拍子に進むとは思ってもみなかった。

そして、プリンの件で千広が気落ちしてしまう事もだ…。

こういう事は今後気をつけないと…。



三枝は千広の事どう思ってるんだろう。


千広は三枝をいつも見ていたけど、三枝はいつも窓の外を見てたしなぁ。



そして、本当に三枝に彼女がいないとは言い切れないしな…。



でも、そんな事を考えると何故か私の胸もズキンと痛む…。




私がこの気持ちに気付くのは、だいぶ後になってからだった…


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