スカイ・フラワー
「何ともないから……ありがと……」
「……でも、アザとかあったら大変だろ」
「だ、大丈夫よ?」
「いいからっ!」
「………っ!?」
俺は高円寺の左腕を掴んで、アザがないか見た。高円寺の腕は細くて肌は白かった。幸い、アザはできていなかった。
「アザ、ねぇから」
高円寺はコクンと頷いて、俯きがちに俺を見た。
「なに?」
「ううん!!缶、拾わなくちゃ!」
高円寺はニコッと笑うと缶を拾っていった。
「三枝君はいつ頃ヒマ?」
相田が帰り際に聞いて来た。
「俺は特にいつでもヒマだけど?」
「じゃ、準備の日が変更になるから。日はいつでも平気ね?」
「あぁ」
「じゃ、決ったらメール行くと思うから。またね。皆もまたね」
相田はそう言うと、路地を行った。
山地と橘とも別れた。
「本当に暇人なのね」
「長月に言われたくないね」
「千広ー。三枝、暇を持て余してるってぇ」
「嫌な言い方すんなよ。で、何で俺?」
「山地君もよ?」
「……?」
「……という事で、夏休みも残り少なくなってきたので宿題を仕上げようって事で千広の家に集合ね!!」
「ダメかな………」
「いや…高円寺がいいって言うならお邪魔させてもらうよ」
「本当!?やったぁ!!」
高円寺の顔はパァッと明るくなった。
「……でも、アザとかあったら大変だろ」
「だ、大丈夫よ?」
「いいからっ!」
「………っ!?」
俺は高円寺の左腕を掴んで、アザがないか見た。高円寺の腕は細くて肌は白かった。幸い、アザはできていなかった。
「アザ、ねぇから」
高円寺はコクンと頷いて、俯きがちに俺を見た。
「なに?」
「ううん!!缶、拾わなくちゃ!」
高円寺はニコッと笑うと缶を拾っていった。
「三枝君はいつ頃ヒマ?」
相田が帰り際に聞いて来た。
「俺は特にいつでもヒマだけど?」
「じゃ、準備の日が変更になるから。日はいつでも平気ね?」
「あぁ」
「じゃ、決ったらメール行くと思うから。またね。皆もまたね」
相田はそう言うと、路地を行った。
山地と橘とも別れた。
「本当に暇人なのね」
「長月に言われたくないね」
「千広ー。三枝、暇を持て余してるってぇ」
「嫌な言い方すんなよ。で、何で俺?」
「山地君もよ?」
「……?」
「……という事で、夏休みも残り少なくなってきたので宿題を仕上げようって事で千広の家に集合ね!!」
「ダメかな………」
「いや…高円寺がいいって言うならお邪魔させてもらうよ」
「本当!?やったぁ!!」
高円寺の顔はパァッと明るくなった。