スカイ・フラワー
「いらっしゃい!!!」

「おじゃマンボーッ!!」

そのネタはやらない方が良いと、来る間散々言ったのにも関わらず山地はハイテンションで豪語した。

「両親は?」

俺は洋風な造りの廊下を歩きながら聞いた。

「今日は母親だけなの!」

「そうか」

「入って!!」

リビングは恐ろしく綺麗だった。それ以外は何も言えない。熱帯魚の水槽は、置いてある巨大な液晶テレビと同じくらい大きかった。

「デケェーーー!!」

山地はさっきからこればかり言っている。騒がしいにも程がある。

「うっさい。さっさと宿題やるぞ」










「あ"ぁーーーーっ!わかんねぇ!!!!」

山地の集中力の限界が来たようだ。宿題を始めてから一時間弱。

「そろそろ休憩しよっか」

高円寺は席を立つとキッチンから紅茶と洋菓子を持って来てくれた。

「俺等も持って来たぁ!!」

山地は鞄からお菓子を取り出した。



ポテチのうす塩。







ポテチのコンソメ。







ポテチの青のり。







ポテチのWコンソメ。






ポテチの………





ポテチばっかぁーーーー!?

しかも、コンソメとWコンソメって………







しつこいっっ!!!!



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