スカイ・フラワー
変わらないもの
そして、数分の後から俺は仕事で慌ただしくなった。

ーーーーー………




「あ!夏葉!……そうそう三枝君!さっき山地君が呼んでたよ?」

「サンキュ。高円寺」

「うん!」

高円寺はニコリと笑うと持ち場の受付へと戻っていった。

「…あんな可愛い子フったなんて…他の女子からは憎まれそうね。それに、山地君もじゃない?」

長月は裏方に戻って来ていた。さっきとは裏腹に長月は物凄い嫌味な目で笑っている。

「…脅すなよ」

「いってらっしゃーーいっ」

俺は長月に見とられ…いや、見送られて山地な元へと向かった。







「よぉ。どうしたんだ?」

「三枝!一緒に抜けて、喫茶いこーよ!」

「は?」

「腹減らねーのかよ!?」

「そう言えば……昼か」

「そうだよ!」

「じゃ、行くかな」

「決まり!」








ガヤガヤ………ガヤガヤ………。



「混んでんなぁ~」

山地は早速、席を確保しに行った。俺はその後を付いて行った。
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