恋愛感情


聞こえた?!涼先輩からメールだってよ!!


やっぱ美男は美女にいくのかー…。


ってかなんで涼先輩メアド女子に教えてるの?!



あちらこちらでざわざわしてた。


あ~~~…もうっ

「うるさいっ!!」


あ、美羽に先に言われた(笑)


「おい、この下衆!!」


と涼が扉から叫んだ



その瞬間…―――――――――――――



キャアアアア


という女の人の黄色い声が聞こえた



涼のうざったそうな顔

美羽の面倒そうな顔

あたしは…



無言。


ボケッと見てた。


「うっせーなぁ。俺、あんたらじゃなくて由梨ちゃんに会いに来たんだけど…。退けてよ。」


そう言った瞬間涼の目の前が綺麗に二つに割れてあたしへの道をつくった。



思わずつぶやいた



「ぷ…プリンス…恐るべし。」



「よっ、由梨ちゃん!!」



「ど…どーも?」


どう反応していいのか分からなくて微笑んで一言。



「…~っ」


え、ちょ?
何、その無言の溜め込みは…


「かわいすぎっ!!」


と叫んであたしを抱きしめてきた


「ぶはっ!!!」


その瞬間―――――――――――――

フラッシュバック。


きゃあああああああ!!!



本日2度目の黄色い歓声



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