先生×自分×男子
†2学期†
2学期が始まり…


木田先生と一緒に職員室。


何度行っても、慣れはしない。


「どうだ?順調か?」

「はぁ…まぁ」

曖昧な感じだけど、今は何とも言えない。


「焦るなよ~」


「はい」


焦る暇なんてない。


今は、恋愛について調べているから。



先生と話をしていると校長室から、校長と長身の男が出てきた。



「あの子が、我が校自慢の…宮沢です」


「へぇ…可愛いですね」



…なんか腹立つ。


「宮沢さん。僕とチェスやらない?」


「は?」


いきなり?


「君は、頭がいいんだろう?だったら…高城とかいう馬鹿な男と一緒にいるより…いや、この学校にいてはもったいないなぁ…」



……この男……


大嫌い。世界で一番嫌い。
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