先生×自分×男子
「はいはい。要」

「よ~し!んじゃ、木田!」

「呼び捨てすんなよ…」

「いいから!部室欲しいんだけどさ…」

部室か…空き教室くらいなら。


「ん~…空き教室ならあるから」

話は進み…

「ここか」

机が何個かあっただけの教室だった。

「…それより、楽器と顧問の先生がいなきゃ」

要は、え?みたいな顔をした。

…え?考えてなかったの?
ちょっと…こんなんで本当にバンド出来んの?


「楽器は…買うとして…顧問は…暇な奴にでも!」

先生に暇っていう言葉はあるの?

ツッコミたいけど止めとこう。


「あ…じゃあ、吉田で!」

「吉田?…吉田先生か」

二人で、保健室へ走った。



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