先生×自分×男子
二人も気づいたようだ。

えー…どうしよう?
どう乗り切るか。

「南?」

「この人達って?」

一応、聞いてみることにした。

「み~んな、年上&知ってる人&カッコイイ人!」


そうだよね。
さすが親友の真奈。

「南も好きっしょ?年上」


…まぁ…頼れるって…感じ?
でも、それとこれとは違うよ。

「ちょっと外で風浴びてくる」


先生達と目が合わないように。
そんなことを考えていたものだから、ロボットのようにになりながら外へ。


「あーー。もうダメ。ばれたかな?」


自分は…馬鹿だ。

本当は優等生なんかじゃない。

ただ仮面で本当の自分を守ってただけ。偽りの自分で、本当の自分を隠してるだけ。


カラオケだって行く。夜遊びはしないけど。


…全部、剥がせたらどんなにいいのかな?

「…はぁ」

そんなことを思いながら空を見上げた。綺麗だなぁ。

このまま、帰って寝たいくらいだ。

すると、後ろから呼ばれた。

「宮沢さん」

ドキッ!!

本当にびっくりした。心臓に悪過ぎるよ。

ドキドキする自分に落ち着けと言い聞かせた。


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