先生×自分×男子
自分と先生は、中へ戻って行った。


座る所が既に無くなっていた。

仕方なく先生達の間に挟まれた。
気まずいなぁ。

「ふー…」

ため息をついて携帯を見つめた。

そして、右隣の木田先生が聞いてきた。

「メアド教えてくれないか?」

「いいですよ…」

ああ、自分、本当に馬鹿だ。
どんどん言い出せなくなるじゃないか。

…もう無理だ。

…もう、偽りの姿を本当の姿に…するしかないや。

そうすれば…きっと気づかれないね。

うん、そうしよう。ばれずに生活するにはね。


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