先生×自分×男子

*貴志Side*

眠ってしまった南ちゃんを、おぶって家に向かった。


時折、見せていた淋しげな笑顔は…


このことを引きずっていたから?



周りに迷惑かけないように、頼らなかったのも……離れて欲しくなかったから?



笑顔の裏には、悲しみがあったんだ。


誰にも、その悲しみを見せないように…頑張って…



守り続けたんだね。


南ちゃん…いや、南は…私の娘だ。



これから…私の娘だ。
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