先生×自分×男子
「やっぱり、優しいね」



「え…?」

「自分のこと、嫌いでしょ?なのに…何で、心配してくれるの?」



今にも、泣きそうな顔で震えながらナイフを見た。



すると、ナイフから手を離した。


「ゴメン…なさい」


そっと手を握ってきた。


「ゴメ…ン」


「大丈夫だよ…」


やっと、人の心を取り戻してくれた。



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