先生×自分×男子
保健室の前で、深呼吸してノックしようとした。けど、声が聞こえてきてノックする手をぴたっと止めた。



「先生、好きです…」

「あの」



先生と田代さんだ。
そうだ。さっき言われたばっかりだ。




田代さんが、出てきた。


「あ、これ先生に渡して?」


「え!!無理!」



え…?無理って!


走って行ってしまった。



…気まずいなぁ。
けど、渡さなきゃ。
「先生、あの…クッキーなんですけど」


早く受け取って先生。
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