先生×自分×男子
「恋なんて…してない」

「仲良い…じゃん」

「でも、恋じゃないよ」

大体、そんなことで恋なんて言わないでよ。仲良いなら、要だって木田先生だって。

「とにかく!!会ってこいよ」


無理矢理、背中を押された。正直、会いたくない。

「ほら」

「…じゃ、教室で待っててよ」

「おう!報告しろよ」

「うん」


笑顔で、自分を見送る要。本当は悲しいよね?ごめん、要。
階段を降りて、保健室に向かった。
要からもらったチャンスだ。ダメにしちゃいけないよね。

< 417 / 524 >

この作品をシェア

pagetop