先生×自分×男子
もういいよね、要。これで、恋じゃないって分かったから。
《憧れ》だったんだよ。

屋上へと走った。
人混みを避けながら、向かった。

階段を駆け上がった時、転んでしまった。

捻挫してしまったようだ。

「痛ッ…」

歩くと、ズキズキとしたけど…屋上に向かう。

屋上の扉を開けた。
涼しい風が、勢い良く入ってきた。

何もかも、連れ去ってほしいよ。
不安だった自分も、馬鹿な自分も…泣き虫な自分も、全部連れ去ってほしい。
< 419 / 524 >

この作品をシェア

pagetop