先生×自分×男子
扉を閉めて、その場で座った。
そして、空を見上げた。綺麗だなぁ。

その時、詞を思いついた。先生に向けての歌かもしれない。
「離れたかったのでしょう。だから別れを告げたのでしょう?なのに、なんでそんな悲しい顔してるの?
キミは何を考えてるの?振り返るとキミは、私を見ていたの。

悲しい顔で、私を見てた。

こんなにも胸が苦しい。キミが残したものは、私の胸の痛みだけ。

離れても思い出すんだ。笑顔も、泣き顔も…全てー

振り返ると、やっぱり…悲しい顔だね。
もう振り返っては駄目なんだね。

そっと繋いだ手は、もう握り返すこともない。

これから闇に飲み込まれて、生きていくの?

ううん。光に包まれて生きていくの。

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