HONEY HUNTER
「ちょっ、黒名ストップストップストップ!!(汗)」

なにしてんの黒名っ!?
世事くんが可哀相だよっ!!

「ちょっと何してんの黒名っ!?」

「成敗してる」

「なぁー!?Σ(゚д゚;)黒ネェ、そりゃないッスよっ!!」

私は黒名の手を世事くんの頭から離した。
なんでいつも頭なんだろう・・・

「痛いよぉ〜・・・(半泣)」

「あー、よしよし。今に慣れるよ・・・」

「み、蜜さぁああんっ!!(泣)」

世事くんはまた私の腰に抱きついてきた。
沖縄かぁー、行ったことないなぁ。

「ねーねー」

「なんスか蜜さん」

「それって誰が来るの?」

「ぇ、えーと俺と先輩が四人ぐらいで後他の三人で・・・七人かな?」

え、そんなに行く人いるのっ!?

「いーなー、私も行きたいなぁ」

でも予算がなぁ・・・

「ちなみに、俺すっげぇ安い宿見つけたんスよ!見て下さいコレ!!」

「ん?」

世事くんは私にガイドブックを見せてくれた。

「どこ?」

「ココです!!」

指の先を見てみると、そこには綺麗な温泉宿があった。
なになに、一人一泊・・・

「え、五千円っ!?!??!」

「しかも学生割引で今なら一人、五人以上の学生連れてきたら4千円になるですっ!!」

「なにこれマジで?」

「ちょ、黒名コレ凄いよっ!!行こうよっ!」

「でも何泊すんの」

「まぁ・・・一週間ぐらい?」

「じゃあ合計・・・二十八万円っ!?」

「馬鹿それ計算間違ってるよ、二万と八千円」

「あ、あ、そっか・・・(汗)」

び、びっくりしたぁ・・・
まさか十万越えるわけないよねぇ・・・

「ね、どうです?先輩達も来ませんか?」


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