大嫌いな街
その日から、コンビニのゴミ箱をあさる日々が続いた。

見栄なんか、構っていられない。生きるためには、恥じも外聞も捨てなければならないのだ。

収穫がない日は、公園へ行き、水を飲み飢えをしのいだ。

俺を支えているのは、両親への復讐、ただそれだけだった。
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