シンデレラ物語―ラブコメ風―



腹減ったなら退けろよっ、と言おうとした瞬間…



『!!!』



アタシの唇はヤツの唇によって塞がれた。



―チュ…チュ…―



わざとリップ音を立てて啄むようなキスを角度は変えては繰り返してきた。



『ンー…っ!!///』



また、キス!?昨日とは違うキス///


コイツはキス魔かっ!!



ようやく唇を離され、何事もなかったようにヤツはベッドから降りた。



『……///(泣)』



アタシは刺激が強すぎて呆然として横になったままだった。


仁「ご馳走様。ニヤリ」



そんなアタシを見て満足そうに口角を上げてクックッ、と喉を鳴らしながら笑った。



『信じられない!!///そこまでアタシをからかって楽しい!?』


仁「うん。」



『キーっ!!ムカつくっ!!!ホントにアンタは平気で好きでもない子にキスするんだっ!!最低っ』



仁「……。」



ヤツは黙り込んで細目でアタシを睨む。


『な、なんか、言いなさいよ…』



ヤツの眼力に負け、声が弱々しくなる。


仁「っていうか…いつまでいるつもりだ?」


『は?』



仁「俺の着替え姿みたいんだ?ニヤリ。」



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