シンデレラ物語―ラブコメ風―


仁「……。(コイツ赤くなってるし)」


虎「さっ、千春さん行きましょうか?」


『ハイ!!行きましょう。でわ、会長あたしたちはここで失礼しますね』


仁「待て。」


ぐわぁしッ!!と力強く頭を捕まれた。


『いたぁー!!!なにするのよ!!』


虎「だ、大丈夫ですか!?ι」


仁「俺が連れてくから。お前は戻ってろよ、俺の部屋に」


『はぁ…?何よ、いきなり。しかも、何でアンタの部屋?』

仁「何…文句あるのか?ご主人様の命令だ」

『……くっι(何かと主従関係をいうんだから…怒)』


仁「ほら、トラ行くぞ」


虎「ハイ…ι」







――…

仁「……。」


千春の赤くなった顔を思い出しながらブスッとした表情で廊下を歩く仁。



すると、その様子を察知した虎之介はニヤニヤと口元を緩めていた。



< 138 / 142 >

この作品をシェア

pagetop