シンデレラ物語―ラブコメ風―
「ちょっと!!!離しなさいよ!!」
「あ"?なんだテメェ…」
「彼女を離しなさいっていってるのよっ」
力強い汚れの知らないであろうな綺麗な目。そして肩までのサラサラなセミロングヘアスタイルは綺麗で印象的だった。
「ウルセェっ!!ガキは引っ込んでなっ」
「お兄さん達ね~お金が必要なの」
ガキ扱いされているが俺が見るからにその子は俺と同じぐらいに見えた。
「だからって一人のか弱い女性を3人で囲んで脅しちゃダメでしょ!!」
なんて強ぇ女だな、と思った。俺も行こうかと思ったが、その女がどう出るか興味があった為に様子を見ることにした。
「おい、調子に乗るなよ?もうちょっと色気がありゃ相手してやったのになァ」
「こっちから願い下げよっ!!あんたたちお金が必要なら働きなさいよっ!!彼女のお金は一生懸命に働いた証拠なのよっ!!あたしより年上のくせにそんなこともわからないのっ!?」
「あ"ぁっ!?」
相手は年下に正論を言われ腹がたっているようだ。
「脅すなんてっ最低行為よ!自分より弱いヤツにしか相手出来ない、一人じゃ出来ないくせにっ」
「テメェ…」
「ほら…っ、ティッシュあげるから…!!」