シンデレラ物語―ラブコメ風―
【No.4】
俺のアイツに対するキモチを教えてくれ。―仁サイド―
――数日がたったある日。
礼「あー…腹減ったなぁ。」
悠「愚痴ってねぇで手伝えや!!」
葵「それにしても仁はどこにいったんだ?」
生徒会室には、礼司・葵・悠斗が仕事をしていた。
悠「そういえば…いねぇな」
葵「っていっても…大体、予想出来るがな…ハァ」
礼「葵ー溜め息つくと幸せ逃げるよ?ニヤリ」
悠「もしかして!また、あの女のトコかっ!?」
葵「飽きないねぇ…もうあれから3日は通い続けてるんじゃないか?」
礼「それで、惚れてない!!とか言ってるもんねー…"面白いからだ"とか言っちゃって」
悠「あの女のどこがいいんだか理解不能だな…」
葵「まぁ…仁は他人に対しても自分にとっても鈍いからな…」
礼「あの仁がねぇー…恋する男の子になっちゃったかな?(笑)」
悠「…その台詞キモい。」
葵「確かにな…その言葉、仁に言ったら殺されるぞ(笑)」
礼「言うわけないでしょー♪俺だって命は欲しいよ(笑)」
悠「そんなのいいから、手を動かせ。」
高級ソファーに寝っころがっている礼司に悠斗がギロリと睨んだ。
礼「"そんなの"ってひどくね!?仲間だろ!!?」
悠「ふーん…」
礼「葵!!悠斗が冷たいんだけど!!」
葵「男が上目遣いするな。手を動かせ。」
礼「女の子ならイチコロなのにな~」