シンデレラ物語―ラブコメ風―

どんどん顔が近くなっていくにも関わらず、横目で壁にかかった時計を見ると…


―16時5分―



そして、ヤツの吐息があたしの鼻にかかり…


―…あり?



『え"ぇっ!!?16時5分!?』



―ガバッ!!!

ゴンっ!!―


仁「い"てぇっ!!」


『ヤバい!!』


仁「―…っ、お前いきなり起きあがんなよ!!」


起き上がったと同時に千春は仁の顎に頭突きしてしまった。

仁「マジいてぇ…」


赤くなった顎をさすりながら千春を睨む。


『ど、どうしようっ!!バイト完璧に遅刻っ!!』



仁「は…?バイト?」

『行かなきゃ!!ちょ、退いて!!』


上に乗ってた仁を突き飛ばした。


仁「おわっ!!?」


『じゃ!!サヨナラ!!』


バタンっ!!!


ヤバいー…今日のバイト16時からだったのにー泣)



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