幕末恋々
「近藤さん、すいません。ちょっとへましちゃいました・・・。」











私はそう言いながら2人の前に座った。










「で?どうだったんだ?」








土方は恋の方を見て尋ねた。










「はい、長州の者はやはりよく枡屋に入り何らかの会合をしていました。後あそこの主人の枡屋喜衛門は怪しいです。私は長州のものだと踏んでいます。そして今日の会合で京都の町を焼き討ちすると言っていました。」












私がここまで言うと近藤が声を上げた。










「で?その日はいつだ?」









土方は淡々としている。
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