幕末恋々
「すいません、そこからを聞こうとしたら長州の者に見つかり聞くことは出来ませんでした。申し訳ありません・・・。」










私はそう言って頭を下げた。







すると土方さんがいきなり私の手を掴んだ。









「恋、この手はどうしたっ!?」









そう、土方が見た恋の手は血で真っ赤に染まっていたのだ。












「これは逃げるときに肩先を切られただけです。大した事ありません。」














私がそう言うと土方さんは私の肩に目を移した。










「!!大したことねぇわけ無いだろう!?」
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