幕末恋々
そう言って私の着物の肩の部分をずらして傷口をみた。











「近藤さん、水を用意してくれ。」









土方にそう言われ近藤は急いで井戸に水を汲みに行った。











「大丈夫ですよ。」










私はそう言って土方さんの事を見た。









すると今までに見たことの無い泣きそうな顔をした土方がそこにいた。










「土方さん・・・?」







私が声を掛けると










「すまねぇ、恋・・・・。お前をこんな危険にさらして・・・・」
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