幕末恋々
「ひっ土方さん・・・?」












私は驚きつつ土方さんに声を掛けた。














「ごめんな・・・恋・・・・。」











土方さん・・・。










「土方さん・・・・大丈夫だよ?だからいつもの土方さんに戻ってよ・・・。」










私はそう言って土方さんのホッペを両手で挟み顔をみた。










その顔はいつもの鬼副長の顔のではなくとても儚く不安に押し潰されそうなそんな顔だった。
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