幕末恋々
「ん・・・・土方さん・・・・?私・・・」











「恋、お前腕を5針縫ったんだよ。大丈夫か・・・?」










俺はそう言って恋の顔を見た。









「うん、大丈夫・・・だから私の事は気にしないで早く枡屋へ・・・きっとこれから大変な事になる。だから・・・」








恋はそう言うとまた眠ってしまった。










俺は言葉が繋げなかった。









自分の事は二の次で京の事を考える。どこまでもすごい奴だ・・・・。








「恋、待ってろ。必ずお前の事を切った奴を俺が切ってやる。」






俺は恋にそう言って部屋を出た。
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