幕末恋々
気が付いた時にはもうそう言っていた。









「土方さん・・・」







恋の声を聞いて土方はハッとした。







俺は一体何を言っているんだ・・・?俺がコイツを好きでも俺は武士でいつどこで死ぬかも分からない身なんだぞ?それなのにコイツにこんな思いを伝えたってコイツを不幸にするだけ・・それにコイツが俺を好きかどうかも分からないのに・・・・










「すまん、恋今のは忘れ「私も土方さんの事が好き・・・。」








土方は今の事をなかった事にしようと口を開いたがそれを恋が遮った。









「えっ?」







土方は突然の事で状況がイマイチ把握出来なかった。










「だから、土方さんが好き・・・・」
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