幕末恋々
「ふぅ・・・すいません。ありがとうございました。」







私はやっと咳が落ち着き土方さんにお礼を言った。








「ん。恋ちょっと厠行って来るから待っててくれ。」








「はーい。」







土方さんはそう言うと厠の方に行ってしまった。








「お店込んできたなぁ・・・・」








私はそう思い周りをキョロキョロと見回した。








「そこのまっことめんこいお嬢さん、」







突然声を掛けられ驚いて見るとそこにはボサボサの髪を1つに結い上げ着物の上に洋服を着た妙な格好の男がいた。






「はい?」





私は恐る恐る返事をした。



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