幕末恋々
普段そこまで甘えない私がいきなり甘えだしたから土方さんも少し驚いている。







「んー?ただちょっと抱きつきたかったの。」






私がそう言うと






「ふっなんだそれ?」







土方さんはまた少し笑って私の頭をクシャっと撫でた。







「・・・恋・・・。」







「ん?」







土方さんに名前を呼ばれたので顔を上げた。すると








「んっ・・・」






顔を上げた瞬間唇を塞がれた。





そして、




「恋、俺だけのものになってくれるか?」




と聞いた。




「勿論です。私は貴方だけのものです。」




そう言って土方さんを見ると私の好きな微笑みで笑い、私を押し倒した。












私は大好きな土方さんとこの日初めて結ばれた。
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