幕末恋々
「いやぁ~驚きましたよ。襖を開けたら土方さんが恋さんの上に馬乗りになっているもんだからてっきり・・・・」








沖田さんはそう言ってハハハっと笑った。








うぅ~・・・恥ずかしい・・・・







「んとにお前は・・・入るときは声を掛けろといったろ?」







そう言って機嫌悪そうにキセルを吸っている土方さん。







「だって・・・」






そう言ってぷーっとほっぺを膨らませる沖田さん。








「ふふ・・・」








私はそれを見て思わず笑ってしまった。






「ん?なんだ恋。」



土方さんはそう言って怪訝そうな顔で私の顔を見た。
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