幕末恋々
「クソッ・・・・」








畳に何度も何度も拳を叩きつける。








恋、恋、恋・・・・・・








「恋・・・」






何度も何度も恋の名前を呼ぶ。








だけどいつもの様に笑って返事をしてくれる恋はもう此処にはいない。










後悔と恋への愛が一気にあふれ出しそれは涙となり俺の頬を次から次へと伝って畳に落ちていく。







「うっ・・・・ふっ・・・」







総司の存在も気にせず声を出して泣いた。





なぁ・・・恋。もう一度笑って「土方さん」って呼んでくれよ・・・・。




~土方サイド終~
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