幕末恋々
「本当に、ご迷惑おかけしました。もう二度とこんな事はしません。だから私をもう一度ここに置いて下さいっ!」








と頭を下げると







「あったりめぇーよっ!」








と永倉さんが言ってくれた。そして近藤さんが・・・・








「恋くん、よく帰ってきてくれたね。ここは君の家だ。いつでも帰っておいで。」








と言ってくれた。








「本当に・・・・本当にありがとうございます。」







私は涙を流しながら頭を下げる。その頭を近藤さんは優しく撫でてくれた。








土方さんも私の方を見ていた。






私は土方さんに顔を向け飛びっきりの笑顔を見せた。
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