幕末恋々
「ねぇ?土方さん。」






「ん?なんだ?」








「私の事好き?」







私がいきなり聞くと、







「好きではない、それよりも上の愛してるだ。」







私はふざけて聞いたのに余りにも真剣に答えてくれ思わずドキッと胸が高鳴り自分でも心臓の音が聞える。







「お前はどうなんだよ?まさか嫌いなんて言うなよ?」









土方さんはそう言ってははっと笑った。







「嫌いじゃないよっ!!私も愛してる。」







私がそう言うと土方さんが少し赤くなり俯いた。



< 198 / 431 >

この作品をシェア

pagetop