幕末恋々

お出掛け

「うぅ～・・・寒い・・・」







こんにちわ、恋です。今はお仕事で洗濯をしている所です。







だけど京都の冬は物凄く寒いので水を触っている手は相当こたえます・・・。






「おっ、恋くん。おはよう」







声を掛けられ後ろを振り向くと笑顔の近藤さんと眠そうな土方さんの姿が目に入る。







「おはようございます。今日も冷えますね？」






「あぁ、ホントだね。恋くん大丈夫かい？」





「えぇ、だいじょう・・・クシュッ・・・」






私がくしゃみをすると土方さんがどんどん近寄ってきて私に自分が着ていた綿入れを私の肩に掛けてくれた。







「えっ、大丈夫ですよ？それに土方さんが風邪引いちゃいますよっ！！」








「いいから、お前手も冷てぇじゃねぇか！」