幕末恋々
「土方さんっ!!」




私が部屋に入るとそこには近藤さんと沖田さんが既にいた。




「恋、どうした?」





土方さんの声が聞こえる。土方さんの方を見るとそこにはいつもの様に煙管を吸う土方さんがいる。





「どうしたって…山南さんが脱走したって本当なの?」





私の問いに回りが静かになった。



そして暫くして土方さんが口を開いた。




「あぁ、本当だ。」






その声に頭が真っ白になりその場にペタンっと座り込んだ。




なんで?山南さん……
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