幕末恋々

鬼の涙

夕食の時間。







いつもは五月蝿い原田、永倉、藤堂も今日は黙って食事を食べている。お陰でいつも賑やかな食堂はシンッ-------と静まりかえっている。












私はそんな中あの人の姿を探し、ご飯を食べながら周りをキョロキョロと見ているがあの人の姿は無い。








私はそっと立ち上がり近藤さんの所に行った。









「近藤さん、土方さんは・・・?」






「おぉ、恋くん・・・トシか?アイツは部屋に篭ったきり出てこないんだ。」









そう言った近藤さんの顔も何だかとても哀しそうだった。







そうだよね・・・。今まで一緒に頑張ってきた大事な仲間がこの世から居なくなってしまったんだから・・・・









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