幕末恋々
「土方さん・・・そんな哀しそうな顔しないで・・・?」









私はそう言って土方さんに力強く抱きついた。








「ふっ、お前に慰められるなんてな・・・。俺もまだまだ鬼になりきれてねぇな・・・」









「大丈夫。隊士のみんなはこんな土方さん知らないから!!私だけだよ。鬼の涙を見れるのは」








「はは、そうだな。」









そう言って2人で笑い合った。









ねぇ?山南さん・・・心配しなくても大丈夫だからね・・・?土方さんの事は私に任せてゆっくりと休んでね・・・。










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