幕末恋々
「くないですか?」





「あぁ、よぉコレの名前知っとったな?」





山崎さんはそう言うと私の頭を軽く撫でた。






「えぇ、本で少し読んだんで。」






「そうやったんや。」





山崎さんはそう言うとまたくないを磨き初めた。








ストン……





「ねぇ?山崎さん…私にくない少しだけ教えてくれませんか?」






私はそう言って山崎さんの目をジッと見る。






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