幕末恋々
暫くして沖田さんの部屋の襖が開いた。







「おいっ!じいさんっ総司はどうなんだっ!?」







「今、やっと安定した所じゃ。それに今日はたまたま助かっただけで次もし大量に血を吐いたらもう・・・・」







おじいさんはそう言うと下を向いた。







「どう言う事・・・?沖田さんが死ぬって言うの?そんな訳ないっ!!あの人は・・・あの人は・・・」







私は唇をぐっと噛み俯く。









「・・・・ほんならウチは失礼します・・・。」









そう言っておじいさんは軽く頭を下げ帰って行った。

















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