幕末恋々
「あぁ、ホレ。」








「あぁ、ありがとうございます。」










私は土方さんに手渡された着物を受け取りもう一度洗い始めた。










「・・・でも何だかおかしくありません?」







「なにがだ?」







私がそう言うと土方さんは不思議そうに私の顔を見た。







「だってそんなにいきなり・・・伊東さん絶対なにか企んでいますよ?」








「あぁ、だから間者として斉藤に行って貰って伊東等が何を企んでいるのかを探らせ俺たちに知らせて貰う。」







土方さんはそう言ってニヤッと笑った。






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