幕末恋々
私はそう言ってじいちゃんに反撃を試みた。







「わしは恋に命の重みが分かる人間になって欲しいんだ。」








じいちゃんはそう言うと私の手を握り締めた。









「じいちゃん・・・。」








私はそんなじいちゃんの言葉に不覚にも心を打たれてしまった。










「恋、行ってくれるか?」









「うん、分かったよ。」








「恋!それでこそわしの孫娘じゃぁ~!」






じいちゃんはそう言って私を抱きしめた。





あれ・・・私もしかしてとんでもない事言っちゃった?






結局私はじいちゃんに乗せられて幕末に行くはめになってしまった・・・。
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