幕末恋々
「恋さん、布もう一枚お願いします。」







「はい。」









私は松本先生に薄い布を差し出す。












「くっ・・・・」









そして近藤さんの額に浮き出た油汗を手拭で拭う。










「さっ、終わりました。後は安静にしていてください。」









「はい。ありがとうございました。」







近藤さんはそう言って頭を軽く下げる。









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