幕末恋々
雨の夜
大阪城に来て暫く経ったある日の夜。
「・・・沖田さん、近藤さん、此処から動かないで下さいね?」
その日は朝から雨が降っていた。雨の音でかき消されてよくは聞えないけど微かに足音が聞える。
「恋さん、私が行きますから貴方が此処に居なさい。」
沖田さんはそう言うと枕元にあった愛刀に手を掛ける。
「大丈夫です。沖田さんは此処で近藤さんを守ってください。私はこう言う事もあると思ったので山崎さんに色々教え込んで貰いましたから。それに土方さんとも約束したから。2人は私が守るって・・・・。」
私はそう言って少し微笑み襖を開け外に出た。
「・・・沖田さん、近藤さん、此処から動かないで下さいね?」
その日は朝から雨が降っていた。雨の音でかき消されてよくは聞えないけど微かに足音が聞える。
「恋さん、私が行きますから貴方が此処に居なさい。」
沖田さんはそう言うと枕元にあった愛刀に手を掛ける。
「大丈夫です。沖田さんは此処で近藤さんを守ってください。私はこう言う事もあると思ったので山崎さんに色々教え込んで貰いましたから。それに土方さんとも約束したから。2人は私が守るって・・・・。」
私はそう言って少し微笑み襖を開け外に出た。